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2017/11/17<RIQL Topics>今夏の関東地方を中心としたO157食中毒の調査結果について(2017.11.17 厚生労働省)
発生要因は尚不明
厚生労働省は2017年11月17日の薬食審議会食品衛生分科会に、2017年7月下旬から8月にかけて関東地方を中心に広域的に発生した、腸管出血性大腸菌(O157VT2タイプ)によ感染症・食中毒の調査結果を報告しました。
報告書によると、7月17日から9月1日までに関東地方を中心に発生したO157VT2タイプの感染者は141名で、その発生の状況は次の通りです。

◇遺伝子型
141件中116件の菌株情報が判明し、91件が同一遺伝子型のO157VT2であった。
◇発症のピーク(91件)
7月下旬に最初の山があり、8月第33週(13日の週)の第2の山を境に減少。
◇発生状況
7月の山は、集団発生の要因のない散発的な発生で、8月9日から17日の第2の山に、惣菜チェーン店の 惣菜を喫食した患者24名が含まれ、22名はサラダ類(ポテト、コールスロー、マリネ等)が共通食であった。
◇原因調査
ポテトサラダの製造工場の施設・検食用保存サンプル・従業員からO157が検出されず、チェーン店の店舗についても衛生管理に不備な点が指摘されたが、各事例に共通する発生要因は明らかになっていない。

リンク:

「調査結果取りまとめ」 厚生労働省



調査結果は、各自治からの報告、国立感染症研究所での遺伝子型確認結果を厚労省がまとめたもので、8月の発生時に、埼玉県、前橋市より域内の惣菜チェーン店が原因施設とされたものの、滋賀県を含む広域的に発生した各食中毒事例に共通する発生要因は、現時点まで解明されていないということです。