非黒毛和種鑑別検査 受託開始
2019/05/23

「黒毛和種」は国内で流通する和牛の約9割を占めており、日本の代表的な品種です。肉質が良く、国際的にも高い評価を得ていることから、「黒毛和種」であることを訴求した商品が販売されています。一方、近年、乳牛のホルスタイン種よりも肉質に優れる食用牛肉として、ホルスタイン種雌牛にこの黒毛和種雄牛を交配した交雑種が盛んに生産・販売されていることから、「黒毛和種」を訴求した商品を開発する場合には、使用原料に“黒毛和種ではない”交雑種が使用されることを防ぐ必要があります。
そこで、牛肉生鮮品(生肉)およびその加工品を対象に、遺伝子検査を用いた“黒毛和種ではない”交雑種の混入を判別できる「非黒毛和種鑑別検査」の受託を開始しました。
「非黒毛和種鑑別検査」は、「黒毛和種」指定原料の管理やパッケージに「黒毛和種」を訴求している商品の表示の妥当性確認等に有効な検査です。生肉のみならず、個体識別番号の管理を外れた加工品でも鑑別することが可能です。ぜひご利用ください。
■価 格
¥50,000円(税別)1検体
■試験法
PCR-RFLP法
※「非黒毛和牛か否かを鑑別する方法及びキット 特許第5729897号
(特許権者 国立大学法人神戸大学)」に準じる
■試験対象の例
食肉生鮮品、乾燥肉、弁当、総菜、レトルト食品、等
※製造過程で高温殺菌される食品の場合、DNA損傷のため品種鑑別が難しい場合があります。
■本試験の注意点
① 本検査は国産牛肉サンプルが非黒毛和種であるか鑑別する検査であり、黒毛和種であることを鑑別
する検査ではありません。
② 非黒毛和種とは、「ホルスタイン種」または「ホルスタイン種およびその他の種の交雑種」のことをいい
ます。
■受託の流れ
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