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2017/12/18<RIQL Topics>遺伝子組換え表示の表示方法の考え方 (2017.12.18 消費者庁)
消費者庁有識者会議にて議論!「遺伝子組換えでない」表示の要件が厳しくなる方向に!?
2017年12月18日、東京都内で開かれた消費者庁第7回遺伝子組換え表示制度に関する検討会にて、「遺伝子組み換えでない」という表示要件について議論がされました。
次回、第八回会議が2018年1月31日に開催され、年度内には報告書にまとめられる予定です。

<備考>
1.現行の遺伝子組換え表示ルール
 ・現行ルールは、遺伝子組換え対象作物に関し、「遺伝子組換え品」又は「非遺伝子組換え品」と分別された(IPハンドリングされた)、或いは分別されていないロットか否かの区分を表示する制度です。
 ・前者の遺伝子組換え分別ロットには「遺伝子組換え」等の表示、非組換え分別ロットには無表示(原材料名のみ表示)か「遺伝子組換えでない」等の表示、後者には「遺伝子組換え不分別」等の表示が定められています。

2.分別流通管理におけるコンタミの問題
 ・大豆やトウモロコシの穀類は、生産から使用までの流通システム上、分別品相互、或いは分別品と不分別品との予期せぬコンタミが防ぎ得ないとされています。すなわち非遺伝子組換え表示品に組換え品が混じ、また遺伝子組換え品に非組換え品が混じる可能性が否定できないことです。
・このため現行ルールは、非遺伝子組換え分別ロットに、予期しない組換え品のコンタミが5%以内であれば、非遺伝子組換え品の分別ロットとし、「遺伝子組換えでない」旨の表示を可能としています。

3.遺伝子組換えでない表示の考え方の相違
上記の5%ルールに対し、消費者者・市民団体サイドの多くは、表示内容そのものを視点に、「遺伝組換えでない」表示の原材料に、組換え品が最大で5%も混じることは容認できないとしています。

4.今後の検討課題(対応方向)
 ・遺伝子組換え表示制度のある諸外国の例が参考とされている。例えば仏・独では、遺伝子組換え品の混在が0.9%未満の場合は「遺伝子組換え」」表示の対象外とし、この内混入率が0.1%未満の場合に、「遺伝子組換えでない」旨の表示可能としています。韓国の要件は、それぞれ3%と混入なし(0%)です。
 ・すなわち、現行の5%ルールを残した上で、遺伝子組換え表示の可能な混入率を諸外国並みに引き下げる方向の検討である。仮に0.1%未満とした場合、原料事情、流通実態から、現在の大豆の「遺伝子組換えでない」表示の殆どなくなり、遺伝子組換え、遺伝子組換え不分別、無表示の何れかになると考えられています。
・なお食品産業センターサイドは、混入率5%以下で無表示とした場合、消費者が表示がないのは組換え品使用と誤認する懸念、コンタミのない非遺伝子組換え原料の調達面から、要件の厳格化に反対しています。

リンク:

「遺伝子組換え表示制度に関する検討会」

 消費者庁
リンク:

「遺伝子組換え表示の表示方法の考え方(案)」

 消費者庁